どうも児玉です。
今日は小学年代と中学年代の話。
以前にも少し触れましたが、ヨーロッパの強豪国などでは育成年代(ジュニア)に全国大会はありません。
大会方式もノックアウト式のトーナメントを採用せず、リーグ戦で選手全員が参加出来るようなスタイルになってます。
ここ日本でも各地域で育成年代のリーグ戦が盛んですよね。
しかし、その実態は勝ち上がるためにメンバーを固定し、課題となってる”補欠”が存在してるのです。
リーグ戦は長丁場になるため、その分、補欠の期間も長いわけで・・・
そしてそれが当たり前になってしまってます。
当初は、
全ての選手に出場機会を与えるという目的でリーグ戦が始まったハズなんですよ。
それが、
上の大会に繋がるようにしたり・・・要するに都道府県大会の予選を兼ねてたりね。
こんな風にするから本末転倒。
どこの団体も勝ち上がるために必死になる。
これは災害時などの買い占めと同じような心理状態だと思ってます。
あそこもやってるからウチも・・・みたいなね。
いったい何を目的としてるのか?
もう一度考えたい・・・(私も含めてね)
誰の為にやってるの?
主役は誰なの?
これが先日のブログにも書きましたが、方向性は違えどサッカー人気の低迷に繋がる気がしてなりません。
kodama-kodawari.hatenablog.com
勿論、
趣旨を理解してしっかり取り組んでる団体もあります。少ないですが・・・
そしてそのようなクラブには個性があると思うんです。
元々、子供の個性を伸ばしてるんだから指導者の自己満足じゃなくて、しっかり一人一人の子供と向き合ってる。
だから、個性が出てくる。
でも、
このような取り組みをしていかなければ、日本でサッカーがメジャースポーツになることはないでしょう。
だって、
勝ち上がるチームはどこも同じようなスタイルだと思いませんか?
大人のサッカーのまねごとになってませんか?・・・させてませんか?
そして、
そのうち飽きられる。
だって、
高校サッカーやプロの試合を観てる方が完成度高いしね。
これの延長が先日のパリSGの試合に繋がるわけ。
本当にさ、
子供が自分の意志でサッカーが出来るまでは、大人が出場機会を奪っちゃ駄目だと思うんだよ。
よく聞くよ。
あそこのサッカーとか、あのチームっぽいってね。
そう!仕上がっちゃってるの・・・
でも、これってさせてるサッカーでしょ。させてる戦術でしょ。
そこにいる子供の才能なんて関係ない!
言った通りに動ける選手、ミスの少ない選手が出場機会を与えられる。
このように育成年代で個性を伸ばさないから、みんな同じようなスタイルになっちゃうんじゃないかな。
だからどうしても後追いになって大人になると大きな差が出ると思うんだよね。
ウチがZOO sports club、【Zoo】とつけてる意味の部分。
kodama-kodawari.hatenablog.com
最近、来てくれる保護者の方々と話すと、
出てくる話はたいていがこのような話題。
一過性じゃ無く継続されてるってことね。
子供が多かった時代は終わったんだよ。
そろそろ本腰入れないとスタジアムに観戦に行くどころか、高校年代などの本当に戦う世代には選手がいない!
なんて事になるかもよ!