どうも児玉です。
先日、ある塾の先生が、
成績に差をつける理由を話してました。
成績で順位をつけるのは進学先を選択する事が目的でしたね。
全員が100点では全員が同じ評価になってしまいますから。
これ、
サッカーでも同じような現象があると思いませんか?
チーム全員で同じメニューをこなして、出来る選手と出来ない選手を振り分ける。
これも順位付けですよね。
これをもとに、
トップチームのメンバーだったり補欠を決めるのだから仕方ありません・・・
? ? ?
結局、可視化できない点数を選手に対してつけてしまう。
現に、
日本代表もそうやって選考されてますよね。選考の基準はべつとしても。
では、
本当にそれが正解だったのか?
最高のメンバーだったのか?
それは誰にも分かりません・・・
だって、
同じ試合をやり直せないから。
毎回、お伝えしてますが、
ウチでは個々に課題が違います。
そう、
選手によって目標が違うのです。
これは、
選手の個性を尊重するためです。
それぞれに、
伝えてる課題が違います。
勉強のテストは同じ問題で生徒全員が平等に審査されますよね。
そして、平等に成績がでる。
そこを、
ウチでは公平に課題を出し、公平に評価しています。
本当にただこれだけの違い。
勿論、
競い合う事が目的のスポーツですので、
競争心はエネルギーになりますし、
負けず嫌いなんてウェルカムですよ!!
ただ、
〇〇だけには負けたくない!
とかだと、
ゴールが〇〇になってしまわないか?
井の中の蛙になってしまう・・・
あくまでも、
目標設定は個の技術の向上にしたいと考えないといけません。
選手一人一人は、
育った環境も見た目も違うんですよ。
それを、
机上のテストと同じ解釈で評価して良いものか?
私は、
スポーツにおいてこれは違うと考えています。
なので、
A君にはこうしろって言っても、
B君にはああしろって別の事を言ってる場合が多いです。
何故か?
体型も違う・・・
性格も違う・・・
得意不得意もありますし、持って生まれたものも違うわけです。
そして、
遊びも沢山入れますよ!
直球でなければ響かない選手にはあえて変化球だったり。
変化球でも分かる選手には直球で伝えてみたりしてね。
信じてる事が全て正解かなんて分からない。
1~10まで説明したって、それがその選手に正解なのか?本当に理解できてるか?
なんて分からないんだよね。
子供だからってそんなに単純じゃないからさ・・・
だから、
心と心のキャッチボールみたいな感じ?
こういうの古くさいけど大事にしてる。
そうして付き合ってると・・・
見えてきたりもするんですよ。
誰にでもある光るものが!
その光るものを見つけ出し、更に輝かせることが育成現場の仕事だし、サッカー界への恩返しだと思ってます。
児玉浩一