どうも児玉です。
昔、「BOOWY」というバンドが、
「MORAL」
とい曲を出したとき、
なんていう曲なんだって思いました。
だって、
「♫人の不幸は大好きさ・・・人の不幸は大好きさ・・・♪」
って繰り返してるんですよ。
当時、何だかうなずける部分と
そうであってはいけないと思う部分が入り交じり、
シンプルな詞の中に、人の不安や怒り、嫉妬の力を感じたものです。
育成の現場にいてもこの曲とリンクする話を聞くことがあります。
これは先日、他県のクラブのスタッフから聞いた話です。
・息子のライバルが補欠になると嬉しい
・あの家の子には絶対に負けたくない
・ウチの子の方が巧いのに・・・
・あの子を出したから試合で負けた・・・
・ウチの方が良い高校・大学に行けた・・・
などのように、
子供同士ではなく保護者同士の感情が先行している話。
人間は同じ環境の中にいると動物的な脳の働きにより、自分の方が劣っていると判断すると、怒りや嫉妬を引き起こすことが分かっています。
そして、この対象が我が身ではなく子供のことだと、自分ではどうしようもないことが更に拍車をかける。
ハッキリ言って、
今、見えてる部分なんて氷山の一角ですよ。
子供の能力のほんの一瞬のほんの一部分!
狭い環境の中で同じような境遇・・
つまらない嫉妬や優越感が氷山の大半を埋もれたままにしてしまう。
勿論、
子供同士の競争心は大事。
しかし、
大人が無理矢理仕向けたり、誘導してけしかけたりするのは成長の妨げになります。
例えばね・・・・
「子供がリビングでゲームをしているとします。
何度やっても上手くいかない・・・
どうしてもクリア出来ない・・・
イライラがこちらにも伝わってくる。
声を出して感情をアピールする。
そして、
終いにはかんしゃくおこしてコントローラーを投げつける」
これを見てどう感じますか?
どうやって子供と接しますか?
どうやって諭しますか?
投げつけたコントローラーはどうなってますか?
そうです。
傍から見ればゲームが上手くいかないのが貴方(保護者)なんです。
滑稽じゃありませんか?
そうならないために、
脳の動物的な行動を如何にコントロール出来るのか?
お手本となる大人が出来なくては、本当の意味での子供の成長はありませんよね。
しつこいようですが、
今、目に映ってる部分なんて氷山の一角です。本当に一部分です。
まだ水面下で力を発揮するチャンスを待っている時。
そんな時を、
そんなタイミングを逸してしまわぬように・・・
隠れた才能まで閉じ込めてしまわぬように・・・
我々大人が導いていく責任があると思ってます。
昨日の自分に負けないように!!
それぞれのスピードで成長していけば良いじゃない?
子供が他人の不幸を喜ぶようにならないためにも、長い人生から見ればほんの一瞬の怒りや嫉妬で失敗しないようにしましょう。
蛙のままにするのも鷹にするのも貴方次第ですよ。
児玉でした。
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