どうも児玉です。
5月5日こどもの日。
3日から乗り込んだ合宿も最終日です。
朝6時から朝練して坂道ダッシュして・・・
いつもは出来ないトレーニングで脳を刺激する。
中日の昨日はスタッフも応援に来てくれて、
一人一人を見る目が増えました。
その結果、
リフティングで思わぬ成長を魅せた選手がいたのです。
ウチではリフティングに様々な意味を持たせています。
シンプルなボールコントロールから可動域を広げるストレッチ。
そして、
歩きながらのリフティング。
昔、ストイコビッチが公式戦で魅せたのは有名ですよね。
雨でぬかるんだピッチの上をリフティングしながら運んだあの有名なシーン。
リフティングの楽しさの一つとも言えますよね。
昨日、そのトレーニングの時に、
普段はなかなか達成出来なかった選手が片道(往路)を達成したのです。
だいたい片道40mを往復するメニュー。
朝練からの・・
坂道ダッシュからの・・・
往復リフティング。
中学生だってへばってる選手もいますよ。
そんな中、
ジュニアの女子がクリアしました。
非日常の環境下で覚醒することは良くある事です。
そこに加えて、
普段とは違う角度で伝えてみる。
*ここからは普段はあまり書かないことを書きますね。
例えば、
リフティングが20回出来る選手がいるとします。
それは、
インステップだろうがインサイドだろうが足のどこでも構いません。
但し、
この選手は利き足でしかリフティングをしない。
*逆足のトレーニングについては賛否両論あると思いますが、
ここでは往復達成したい選手についてなのでご理解くださいね。
片道40mを歩いて達成するのはそんなに簡単じゃないから。
そこに利き足だけで辿り着くには難易度が増しますよね。
なので、考え方を広げてみる。
止った状態で10回のリフティングにチャレンジしてもらう。
選手は「10回なら楽勝だ!」って思うんだ。
当然、普通に出来ました。
次は20回にしてみる。
一気に倍なの!
「え~?!!」ってなるよね。
でもね、
ここに考え方を変える仕組みがあります。
逆足なら1回で10回にする。
要するに回数で言うと実質11回なんだけど、
逆足が入ることにより回数が倍増する仕組み。
これをね、
10回やる間に1回でも逆足を入れてとでは伝わり方や考え方が違うのよ。
そしてそうすると逆足だけで5回とか6回とかやる選手も出てくるじゃない。
やる選手になると逆足だけで10回とかやるようになっちゃう。
だって回数×10だからね。
まあ、実際にはここにアレンジが加わりますが簡単に言うとこんな感じ。
これで達成出来たんです。
ジュニアユースにはメトロノームでリズムをつけたメニューも入れてみました。
勿論、テンポやスピードも変えてね。
苦戦してる選手もいましたよ~
私はマジシャンじゃないから子供達を別人に変える事は出来ない。
でも、
考え方一つで思考の幅を広げる事は可能なんです。
勿論、コツコツ積み重ねる事も必要ですが、
こんな非日常の環境下でしかできない事。
それが合宿や遠征の醍醐味じゃないかな。
急遽、朝から晩まで応援に来てくれたスタッフ、
そして、
現場には来なくとも、準備やお手伝い頂いた方々に感謝いたします。