どうも児玉です。
今回は、
あくまでも育成年代のジュニアユース程度までの話ね。
オフザボールってワードがあるよね。
例えば、
プロの試合時間が90分。
その内、ボールに触れてる事をオンザボール。
だいたい平均2~3分ね。(1人の選手がボールに触れる時間)
そして、
触れてない時間をオフザボールっていうんだけどさ、
元プロ選手とかで、オフの動きとかを強く語る人はいないと思うんだよね。
大事なのはオンのプレーだって知ってるから。
そりゃ、
聞かれれば「大事だよ」って答えると思う。
だけど、
あえて強調はしない。
私もほとんど触れないよ。
じゃあ、こんなシーンがあるとします。
「カウンターで早い縦パス一本で相手陣内の深くまで攻め込めた。
フォワードがそのボールに追いつき、逆サイドにマイナスのパス。
そのパスにサイドバックが追いついてゴール!!」
果たして、
この場合評価されるのは動きだろうか?
パスが出てくるのを感じて走ってたサイドバックのね。
この場合ね、
実際にゴールしたから走りも評価されるわけで、
ただ走ってきてシュートを外せば・・・?
これを育成年代の話題で聞くと違和感しかない・・・
確かに大事だよ・・動き方は。
でもそれってさ、「こうしよう」とか「ああしよう」って身につけるもんじゃないじゃない?
それこそ判断力を奪ってる感じが否めない。
あの場面はどうすれば良かったのか・・・っていうね。
それを考えさせることが重要であって「オフザボール」というワードを認識させることはどうでもいいのよ。
結局、
何が言いたいのか?
声高に、
”サッカーとはこういうものだ!!”
みたいなのは”まん延防止”だってこと。
もっと自由に
クリエイティブに
いかに走れてたって決められなければ話にならないわけで・・・
結果、
オフザボールが分かっても技術が必要なんだよってこと。
何かにつけて、
海外の育成を持ち出してくる方がいるけどさ、
日本独特の文化や背景があるんだから当てはまる部分の方が少ないはずなんだ。
ウチでも判断力を養うメニューをやると、
パスミスや相手にバレバレのプレーが多い選手もいるよ。
でも、そのような選手はどのようなクラブにもいるハズなんだよね。
そのような選手をどこまで見守れるのか?
自分の判断で出来るようになるまで待ってやる・・・
実は、この部分が大事なんだと思ってる。
口出ししたいよ!私だって・・・
でもそれじゃ私の色になっちゃうよね?
それじゃコーチじゃないよ!
だって、
コーチとは馬車という意味だからね。
選手を目的地まで運ぶ馬車。
その馬車が選手を差し置いて主役になったら育成じゃなくなるよ!
ウチでは余計(思い込み)な指導(押しつけ)はしません。
選手が個性を活かせるように声かけしてます。
そこに強要はない!
試合にも均等に全員出場させる。
自分で感じて自分で成長する!
これで良いんじゃないかな?