どうも児玉です。
実際にどうなのか知らないけど、
桃栗三年柿八年って言うじゃない。
ちゃんとした土で、
ちゃんとした環境で、
ちゃんとした栽培なら実るよって話だよね。
要するに何事も一朝一夕にはいかないという比喩だ。
昔の人がことわざにしてるくらいだから、
近道なんてないんだよ。
コツコツ実りを待つんだ。
いつも選手達を見てると分かる事があるんだけど、
積み重ねのトレーニングで、
階段に例えれば一段抜かしや二段抜かしでやってる選手がいる。
これね、
絶対に止めた方が良い。
それで人より早く上達した選手を私は知らないから。
コツコツやるから身につくプレーっていうのがあるのよ。
順番にクリアするから武器が増えるんだし。
だから声をかけてるんだけどね。
ここで算数の文章問題を出してみましょうか?
Aクラブは、30人乗りのマイクロバスを6台持ってます。
Bクラブは、20人乗りのマイクロバスを8台持ってます。
AクラブはBクラブの何倍の選手を運べるでしょうか?
はいッ!
今、掛け算で計算した方と割り算で計算した方がいますよね?
大人だと色々な経験から答えを導いてしまう。暗算でね。
この方が早いから・・とか。
それをそのまま子供に伝えるのは、サッカーでは危険だよってこと。
要するに近道を伝えてることに気づかなくてはいけない。
ハッキリ言ってやめて欲しい。
万が一、
こうして育ってしまうと、割り算しか知らないから掛け算の問題も割り算で解くようになっちゃうんだよね。
サッカーで。
そして、
もうそこに戻ることは難しいんだよ。
何のために積み重ねるのか?
どうして飛ばさないのか?
ウチでは身体が大きくたって、いくら足が速くたってみんなで同じメニューだし、決して特別扱いはしない。
全てをクリアした者にしか分からない・・・・
しかも、時が経って分かる事なんだよな~って話でした。