どうも児玉です。
サッカーダイジェストで昨年度の第99回高校サッカー選手権決勝の話題を取り上げてた。
結果は2-2の末、延長戦・・・そしてPK。
それまで青森山田の得点源だった安斎選手がPKを止められてしまった・・
大会得点王がPKを決められなかったんだ・・・
安斎選手はジュニアユース時代をFC東京深川で過ごしたんだけど、山梨学院のキーパーの熊倉選手も同じFC東京深川出身。
互いが知り尽くしてる盟友なんだ。
こんなドラマがあるからドキドキするんだよ。
PKは止められたものの、安斎選手がいなければPKまで持ち込む事も出来なかっただろうし、決勝まで勝ち進むことも出来なかったかも知れない。
その安斎選手がPK後に泣き崩れた・・・
あの場面は締め付けられる思いだったね。
でもね、
こんな経験は出来ないよ!
みんな憶えてるかな?
1994年のアメリカW杯。
イタリアには絶対的なエースのロベルト・バッジョ選手がいた。
間違い無く世界的にもトップ選手。
その決勝戦。
一進一退の攻防の末に、
ブラジルとイタリアはPK戦になったよね。
日本時間では朝6時くらいだったかな・・・早起きして見てたんだ。
決めると思ってた・・・・バッジョなら・・・
しかし、
外したんだよ・・・あのロベルト・バッジョが・・・
それもゴールを大きく外れて・・・
それまでチームの勝利に貢献してきてさ、
最後の最後に自分が外してしまう・・・・
大半の人には経験出来ないよね。
もの凄い経験値だよ!!
今後、
安斎選手はこの経験が必ず活きてくると断言できる。
だって、
限られた環境で選ばれた人間にしか与えられない状況。
極限状態なんだ。
そこに立てる身体能力、日々の努力、精神的な忍耐力。
この経験が人間を成長させないわけがないんだよ。
練習の時なら外すのは100回に1回かも知れない。
その1回がこの時なんてさ・・・
きっと・・・
神様から与えられた試練なんだろう。
失敗すら出来ない世の中。
チャンスがない。
やる気がない。
平凡に・・・
そこにどんな未来が待ってる?
その失敗は必ず未来の糧となるのに。