どうも児玉です。
今日は台風の影響で練習を休みにしました。
明日もこの雨量だとグラウンドはグチャグチャかな・・・・
ブログ内でもお伝えしている通り、
この夏休みの前半はずっと遠征でした。
7泊8日で始って、すぐに2泊3日。
様々なクラブ、高校のサッカー部の皆様に鍛えて頂き、個々のレベルは上がった事でしょう。
人間性も成長がみられました。
経済の用語で
「合成の誤謬(ごうせいのごびゅう)」
という言葉があります。
個々のレベルでは正しい対応をしても、経済全体でみると結果的に悪くなってしまうというもの。
例えば、
景気が悪いから各家庭が消費を控えれば社会経済は回らなくなるよね。当然だ。
我が身を助けるため、活かすために良しとした選択が自分に返ってくる。
これ、
常々思ってることなんだけど、今の日本サッカーの育成にも当てはまるんだよね。
なかなか試合に勝てないから、
「早くゴールを目指そう」
「蹴って回そう」
「コンビネーションを取入れよう」
「スタメンを固定しよう」
勝つための手段を優先するから、付いて行けない選手のサッカー離れが加速する。
それが更に進むと、
「海外の強豪国で日本人と体格が似ている国の育成を取入れよう!」
実際に様々な街の少年団から集まってるクラブの中には海外遠征をするクラブもあって、それ自体はすごく良い経験なんだけど、ゴールが在籍してるクラブになってない?って思う。勿論、そのようなクラブの方が少ないけど・・・
でもそのようなクラブでは、
もう出来ない選手はいらないよって感じかな・・・
そして出来る大半の選手もその先でつまづいてしまってないだろうか。
ミクロの観点では気づきがあって行動しても、マクロの世界では成立しなくなってる。
以前、ウチの卒団生が進学した高校でも、ドリブルで仕掛けることを嫌う指導者もいたようだ。
当然、
チーム戦術を優先すれば良いし、その高校を選んだ時点で分かってたこと。本人の技術が足りないのかも知れない。
でも、選手達はその戦術に対応していくよね。
ウチの選手達はドリブルするなと言われればしなくても平気なんだよ。
出来る事をしないだけだから・・・
でも、試合中に仕掛けた方が良いタイミングってあるでしょ?
それをしないで、
そこでも繋ぐから飛び込める身体能力や意思の疎通も必要になる。
そのタイミングで仕掛けられないのはスルーなんだよね・・・
相手がパスしかないって分かってれば守る方は楽じゃない?
仕掛けてくるかも知れないからボール(選手)に目がいくでしょ。
そこに裏のスペースがうまれるんじゃないのかな・・・
以前も書いたけど、
私もクラブを立ち上げた当時はいわゆるパスサッカー重視だった。
どこのクラブもそうだったし、私自身もそれで育ってきたから・・・
でもさ、
その結果が今の日本サッカーだよね。
これはプロ選手になることに限ったことじゃなくて、Jリーグ発足当時のメディアの盛り上がりや、
スタジアムに足を運んでくれるようなサッカー人気も含めると激減してるでしょ。間違い無く・・・
見てて楽しいスポーツはやっても楽しいのよ!
だからさ、
その楽しさから入らなければダメなんだ。
kodama-kodawari.hatenablog.com
今、サッカー界の人気が低迷してるのはこういうミクロの部分じゃないかな・・・
各々では正解だと思ってもそれがマクロでは???
という部分。
折角、築いてきたんだから盛り上げたいよね。
ZOO sports clubでは、そんな盛り上げられる選手を育てたいと思ってます。
下に遠征のYouTubeを貼り付けておきますので、興味のある方はお気軽に体験にお越し下さい。