どうも児玉です。
遠征から戻り夏トレを再始動してます。
昨日は半日でしたが、今日からは丸一日。
暑くなりそうなので注意しながらいきますよ。
ところで、
遠征中に気づいたことを少し・・・
普段の生活から保護者に頼りっぱなしの選手は遠征などでハッキリ分かります。
まあ、小中学生だから仕方ない面もありますけど、
何かを決めるような時・・判断して決定しなくてはいけないとき、
これを保護者に委ねてると、いざという時に遅れをとりますよ。
これは少子化やゆとり教育が生み出した結果なのかなとも感じてます。
さらに言えば、
これを逆手に解釈して
「本人の意志に任せる」
というスタイルが多いのも思いました。
う~ん?!!・・・
例えば子供が、
*足が痛いから病院に行く
子供が病院に行くまでのプロセスとして、
・自分から病院へ行くと言ってきた
・足が痛そうだから病院に行けと促した
・足が痛そうだから病院に連れて行った
上記の三つでは子供の意識に大きな違いがあるのが分かりますよね。
まず、自ら病院に行くと言ってきた子供は治療することを第一に考えていると思ってます。
痛みの度合いは本人にしか分からないし、サッカーだけではなく私生活にどれほど影響するのかを理解しているのです。
二つ目の痛そうだから促した場合。
一見、本人の意志に任せているようにも見えますが、明らかに誘導している事の方が多い印象です。
この誘導も気づきを与えるものなら良いのですが、あからさまなのは子供を成長させません。
しかも、
それを本人に判断させたと誤解している事はありませんか?
三つ目の足が痛そうだから連れてった。
これは本人の意志よりも保護者の意志が先行してしまっていて、意志決定の部分が育ちません。
*今回の例えはケガでした。
ケガなので悪化することが容易に予測できる場合を除きます。
ケガに限らず、
上記のような事が選手一人一人を見ていると良くわかるのです。
放任とは違いますよ。
過干渉が問題だと思っているのです。
「大人になれば出来るよ」
そういった声もよく聞きます。
そうですね大人になれば出来ると思います。
じゃあ、
仮に、出来ないお子さんのクラスの中で、成績や私生活が優秀だったりする生徒との違いは何ですか?
そう、
周りより少し大人なんです。
だとしたら、
選ばれる側の今、
周りより少しでも大人になっておくほうが有利だと思いませんか?
今より少しでも大人に・・・・
これはね・・
プレーにも出るんですよ・・
無責任なプレーだったり、他人のせいにしたり。
逆に、
*プレーだけ良ければいい
これはずば抜けて良い場合を除いて、不利なことが多くなります。
・もう一歩踏み出す(踏み出させる)
・もう一つ乗り越える(乗り越えさせる)
・自分の事は自分でやる(自力でさせる)
これを子供だけではなく保護者の皆様にも、もう一度考えて頂きたいと思ってます。
今回は反省も含め、厳しめになりましたが憎くて言ってるわけではありません。
少しでも良い選手になってもらえるように手伝いたい一心なのです。
このようなことから、今後も選手達に厳しい言葉をかける事もあるのかも知れません。
もし、そのような時には、
必ず意図があるとお察しいただき、サポートして頂けると幸いです。
さあ、そろそろトレーニングの準備を始めるかな・・・
児玉でした。
*お問い合わせは公式ホームページまで
*先日ある席でご一緒させていただいたメンタルトレーナーの著書です