どうも児玉です。
以前少し触れた根性論。
今はパワハラとかなんとか言われちゃうから大変ですね。
先日、見ると読むとは違うと書きましたが、
今回は、
聞くと思考の違いです。
ただ漠然と流されてる選手を見掛けることがあります。
どうして?
何で?
疑問がない選手です。
高校に入るとこのような選手が走らされてばかり・・・なんて聞きます。
このような選手は、
指揮官の言うことが、ただ耳の中を流れてるだけなんですね。
思考がない。
指揮官には必ず根拠があります。
そりゃ個人差はありますけど、何かを伝える意図があるもんですよ。
今じゃ、
一括りにパワハラで済まされちゃうけど、そんなんじゃない深い理由も存在するんです。
なので、
私の中で大きな振り分けが根拠です。
例えば、
2時間の練習がランニングで終わった・・・
サッカーは数値化して可視化出来ないスポーツですから、
走るのが遅い選手
持久力が無い選手
のように、情報化して分かりやすいカテゴリーで分けることがあります。
そして持久力を身につける目的でランニングをメニューにいれる。
コレに対して不満を抱くギリギリのラインにいる選手。
もう少し速ければ分けられなかったのに・・・
みたいな感じですかね。
これをパワハラと受けるのか、
遅い自分に対してのトレーニングと受けるのかの違い。
私の頃は負けたりすると鉄パイプで殴られる事もありましたよ。
決して美化してはいけない過去ですけど、何を伝えたかったのかは分かる気がしてました。
根拠を理解してたんですね。
勿論、
暴力ですからどんな理由があっても正当化出来ませんけど。
しかし、
ただ走ってる選手ほど、走る意味を理解しようとはしません。
これが思考停止状態です。
要するに、
受け手に回った選手は時間もただ流れて行くだけなんです。
相手の意図を掴む
根拠を考える
この作業は大事になってきますよ。
この作業をおろそかにしている選手に限って、周囲や家族などには走らされた事しか伝えない。
家族は、
そんなギリギリのタイム差で練習参加組とランニング組に分けられるのは納得がいかない。
ってなっちゃうんでしょうね。
そう、
もうお分かりですね。
思考停止状態の選手は考えませんから説明も上手に出来ないのです。
このような流れが外野を動かし問題になっている事も実際にあります。
与えられた環境で与えられた事しかしないと、それがルーティンになって疑問を持たなくなります。
これは習慣になると抜けるのは時間が必要になるんです。
例えば、
学校から3者面談の案内が届くとしますね。
数日の日程が組まれていて、日時の希望を書く欄があります。
さあ、貴方は
日程を検討することを先に考えませんか?
この日なら休めるとか、何時なら仕事の都合がつくとか、
相手に合わせる事が基準になっていませんか?
ここで、
どうして三者面談なのか?
今、何を話すのか?
意図を考えてる方がどのくらいいるのでしょう?
なかなか少ないと思いますよ。
これも思考停止状態です。
私はこれを悪いとは言いません。
日本では文化的と言ってもおかしくない状態ですから。
しかし、
ウチに来てくれてる選手達には考えて欲しいのです。
何故、この練習をするのか?
何故、自分は試合に出られないのか?
下手だから・・・
これじゃ進歩がありませんから。
ただ走らされてる・・・
ただ走ってるだけにしてるのは自分じゃないのか?
一つでも考えていれば開けてくる道もあるのではないでしょうか?
ウチでは私が常に選手達に考えてもらえるように声を掛けてます。
時には
「何を考えて言ってるの?」
って思ってる選手もいることでしょう。
でもそこには必ず根拠があるからね。
考える脳。
判断力にもリンクしてきますよ。
児玉でした。
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