こだまのこだわり

埼玉県日高市でZooスポーツクラブという総合型スポーツクラブを運営しております。主にサッカーに力を入れていて、ドリブルをテーマとした個の能力アップを目的としています。http://zoo-sports.com/

何が正解?

 

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どうも児玉です。

 

今回は、

ちょこっと耳に入ってきた深い話。

(長くなるけど最後までお付き合いください)

 

どこのクラブでもそうだと思うけど、ジュニアのスクールやチーム、少年団に入っていて中学生になるときに進路を決めるよね。

 

この場合はサッカーの進路ね。

 

要するに、

そのままそのクラブチームに入るのか、別のクラブチームを選ぶのか、部活に入るのか・・・

(サッカーを辞めるのはここでは触れません)

 

まあ、だいたいクラブチーム育ちだと、そのままのクラブか別かは置いといて、7割位はクラブチームに入ってる印象。

 

少年団からだと、2割位がクラブチームなのかな。

 

あとは部活になると思うんだ。

 

今は部活の存続も厳しいらしい。

顧問の先生が一生懸命に勧誘しているサッカー部なんてのも聞く。

 

耳に入ってきたのは、

そんな部活動での話なんだ。

 

 

部活の存続を危惧して部員みんなで勧誘して回る。

 

頑張って集めて入部してもらったはいいが、下級生でも自分達よりも上手な選手がいることに気づく。

 

今、

存続が厳しい部活動に一番欲しい武器と言えば「結果」

 

大会で良い結果を残すことで、周囲に認知されやすくなるからね。

 

学校へのアピールにもなるし・・・

 

 

さあ、ここで問題が発生するんだ。

 

そもそも部活動でゆる~くやりたかった・・・それでも試合には出たかった・・・

 

そんな気持ちで入った選手は意外に多いと思ってる。

 

まず、このようにお考えのご家庭は注意が必要。

 

 

保護者でさえも、

クラブチームではキツいけど、部活ならなんとか続くだろう?・・・

 

あとは、

「どうせプロになるわけじゃないし・・」

 

なんてね。

 

でもこのような考え方って、本人の為にならないと思うんだ。

 

だって、

仮に部活を選んだとしたら、真剣に打ち込まなくなりそうで・・・ 

 

 

例えば、

自分達で誘った下級生の部員が自分を追い越してスタメンで出る。

 

あれ?

思ってたのと違うぞ?ってね。

 

そこからはスタメンが定着しちゃって、自分はずっと補欠・・・

 

分ってたら誘わなかった?

 

もっと一生懸命に練習しておけばよかった?

 

そんなことなら自分はクラブチームに入ってれば良かった?

 

その後は、 

選手間も保護間も雰囲気が悪くなるって話・・・

 

 

このようになるのは覚悟を決めないで部活を選んだからだと思ってる。

 

 

 

確かにはじめる前に、

何が正解かは分らないからね。

 

最初に「楽」を選ぶと割と多いこのような問題。

 

気持ちが楽だったり

 

経済的に楽だったり

 

時間的に楽だったり

 

体力的に楽だったり・・・・

 

 

実は

正解だと思って選択してることって諦めだったり、自分を無理矢理に納得させることの方が多いのかも知れない。

 

 

しかし、

この年代ではそうは割り切れないんだよなぁ~・・・

 

そう、・・・

後悔してしまう・・・

 

 

そしてそのまま更なる分岐点にさしかかるんだ。

高校受験

 

元々、

学力的に優秀で、レベルの高い高校に入れるのなら全く問題ないし、

 

己の力で切り替えて、

過去の失敗を活かせる子なら心配ないと思ってる。

 

でも、

もう諦めることに慣れてしまってると、なかなか抜け出すのが厳しくなるんだよね。

 

 

私の時代なら「グレる」ってやつね。

 

諦めてグレた仲間を沢山見てきた・・・

 

 

人生には多くの分岐点があって、そこにそれぞれの選択肢があって・・・

 

本当に何が正解なのかなんて誰にも分らない。

 

 

でも、

精一杯に努力して付いて行って得たモノは、経験した者にしか分らないよ。

 

だから私は、選手達が分岐点に差し掛かった時に、

「楽=妥協」

を選択しないように指導しています。

 

妥協は癖になるというから。

 

そして、 

同時にやりきる達成感も育んでいきたいんだ。 

 

 

例えば、

リスクを回避すればリターンも少ないってこと。

 

ビジネスならそれでもいいよね?

 

でも、言い換えてみれば、

これは子供の将来のかかった大きな投資。

 

そりゃあ、

失敗だってあるよ。

 

にんげんだもの・・・(みつを)

 

でも修正する能力はつけてあげたい。

 

何かから逃げたり妥協したりするのが当たり前になってると、この修正が出来なくなりそうで・・・・

 

ウチにも、

学力で上を目指したいから、塾通いに移行する選手もいないわけじゃないんだ。

 

でもそれはそれで良いよね。

 

普段から5教科で470点以上とってるような選手だよ。本人の強い意志が伝わってくる。

 

 

ただ、ここだけの話、

「子供の意志に任せてます・・・」

なんて事を前面に押し出して結果的に妥協する家庭に限って、裏では保護者の意見で決定していることが多い気がする。(経験上)

 

子供を誘導しているなんてケースも聞いた。

 

これも楽=妥協」の一つなんだろうね。

 

諦めた方が楽だから・・・・自分が?子供が?

 

だから、

私は気づいた頃には後の祭りなんてことにならないように、気をつけて真剣に現場に立っています。

 

決して、

部活がダメだと言ってるのではありません。 

妥協して入ることに警鐘を鳴らしてるだけ。

 

ただ、

真剣に取り組んで欲しいんだ。

 

部活は逃げ道じゃないと思う!

 

逃げ道にしちゃうと、そこが最終の場所になっちゃうからね。

 

じゃあ、もし

そこでダメだった時は・・・?

 

 

最終決定は各家庭になるんだけど、芯だけはブレないでいただきたい。

 

これを切に願っているだけなんです。 

 

最後は各ご家庭に向けたメッセージみたいになってしまった児玉なのでした。

 

 

 *お問い合わせは公式ホームページにて

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