どうも児玉です。
Zooスポーツクラブでは「テーマはドリブル」をコンセプトにして活動してます。
個の技術に特化するまでの深い話はまた次回にして、今回はトレーニング中のこだわりについて話したいと思います。
上記の動画は現小6~中3までを混ぜたミニゲームの一コマ。
え?っ小6から中3?
なんてお思いの方もいるでしょう。
しかし、ウチでは日常の光景。
スクール生の保護者が、
同じように指導されててもついて行けない我が子に対して、人間は一人一人違うんだから・・・なんて言う人います。
いわゆる、
「一人一人ちゃんと見て欲しい」
って事。
移籍してきた保護者からこんな事を聞くこともあります。
「なんでウチの子は出してくれないの?(前チームで)。 なんでずっとベンチなの?」
とか、
「ウチの子はずっとBチームだった・・・」
からの
「コーチの教え方が悪いから巧くならない」
なんてね・・・(汗)
だいたい指導力の責任になる。
話を戻すと、小6から中3までを混合でミニゲームをさせることって非常に重要で、
これを蹴って走るコンセプトのクラブだと、体格差や走力で差がついてしまったり、
小柄な下級生はゲームに参加出来ないんだけど、ウチでは小6が中3・・・
からはなかなか難しいけど中2中1からボールを奪取するような場面は日常なんだよね。
これは中2が中3から中1が・・・も同様。
これってどういう事か分ります?
否定的な状況の時に使われ易い「一人一人違う」だったり「平等」って事を素直に実行しているだけ。
大きく蹴った先にいなければならない走力や持久力。
早いカウンターについて行けるスピード。
当たり負けしない大きな身体。
「そんな生まれ持った才能だけじゃないよ」って話。
個の能力や努力で、どんどんボールに向かうようになる。どんどんボールを操れるように指導する。
それだけ。
そうすると個々(一人一人)の弱点も見えてくるわけです。
そして弱点を克服する課題をクリアーすればチャンスは巡ってくる。
現に、昨年秋のU-15の公式戦に小6の子が二人エントリーしました。
「身体が大きいんでしょ?」なんて思われがちだけど、平均よりも小柄かも知れない。
だからU-15の中に入れば、一際小さく見えるんだ。
しかし、その中でも光って見えるのは何故だろう。
ガンガン仕掛けられるのは何故だろう。
私はね、
技術を高めるきっかけを作ってあげたいだけ。
私も受けてきたから良く理解してるけど、
指導者が
「あ~しろ、こ~しろ」って指示し過ぎちゃって選手自身が試行錯誤しなくなっちゃてんじゃないかな? わかんないけど・・・
そして言われたとおりに出来ないと置いて行かれる。
指示通りに走れないと落ちていく。
だから、
選手達自身が気づく事の重要性。
身体のハンデや身体能力をどうカバーするか?
これをウチでは大事にしてます。
だから、ウチの入会申し込み書には保護者の身長を書く欄は不要なのです。
こういうのが嫌って方もいるだろうけど、
結局、戦うのは子供自身だよって話。
児玉でした。