こだまのこだわり

埼玉県日高市でZooスポーツクラブという総合型スポーツクラブを運営しております。主にサッカーに力を入れていて、ドリブルをテーマとした個の能力アップを目的としています。http://zoo-sports.com/

鏡になるように

 

 

 

どうも児玉です。

 

はじめに、

以前お伝えした下の記事をご覧下さい。

 

■巧くなるために■

 

孔子論語を引用して、巧くなるための本質の部分を書いた記事でした。

 

実際に楽しんだ者が巧くなるよって話でしたが、

逆に上手くいかないから楽しくないって話もありますよね?・・・

 

じゃあ、

どうすれば上手く行く??

 

 

ひたすらボールに触れるのも一つの手段でしょう。

 

ただ、それだけだとピッチに立つと狭い視野でしか成長できない。

 

 



よく、

バレエやダンスでは鏡にうつった自分を観ながらレッスンをしますよね。

 

苦手な部分を克服したり、他のメンバーと振りを揃えたり。

 

でもこれってサッカーじゃあ難しい・・・

 

 

 

なので、

ZOO sports clubではグループLINE(チーム生に限る)などで練習動画を共有したり、Instagramにアップして気付きを促してます。

 

それでも、

小学生のうちはスマホがなかったり、そもそもその部分が気になってなかったりしますよね。

 

そこで、

スタッフがわざと上手く行かないパフォーマンスをして、その後に克服する達成感をアピールしたりしてます。

 

要するに、

我々がになるように。

 

細かな指導も、愉しむを前提に個人の押しつけにならないように心がけて。

 

勿論、

厳しさを伝えなければいけない場面もありますよ。

決して甘くない世界を目指す選手も多くいるから。

 

そんな時、

選手の心と身体の動きを観察してみる。

 

この指導で、

どんな選手になっていくかを考えてみる。

 

そして、

最適だと思う個別指導をしていく。

 

一人一人への責任。

 

覚悟を持って接しています。

 

だって、

そこに映った子供は鏡に映った我々スタッフなんだからね。

 

 

■公式ホームページ■

 

 

 

愉しむ権利を愉しめるクラブで

 

 

どうも児玉です。

 

先日、卒団した6期生も新しい生活が始まったようです。

 

卒団式では様々な感謝の言葉をいただき、逆に恐縮しましたよ。

 

そして、

新年度になってジュニアユースは過去最高人数になりました。

 

ジュニアチーム生からは全員の選手が入団。

 

スクール生(アドヴァンス生)からも全員入ってくれましたし、新規入団生もきてくれました。

 

私は高校から県外へ出て強豪校の厳しい環境で育ち、高校卒業後すぐに実業団へ入り、18歳から大人の世界でサッカーに携わりました。

 

そんな私から一つのポイント。

 

クラブ選びを間違えないで欲しい。

 

 

「強いクラブや有名なクラブに入りたい!!」

私としては、

これは勉強も同じで、少しでも頭の良い高校・大学に入りたいのと同じ考え方だと思ってます。

 

でも、

数値化されてる勉強だと偏差値などの影響もあり、良い意味で前向き?に諦められる。

 

しかし、

サッカーだとトレセンなどで可視化されてるだけで、選手への明らかな数値化はありませんよね。

 

だから、

選手自身が自分をある意味過大評価してしまい、道を間違える。

 

そしてここからが問題。

 

 



数値化されていないから、

 

例えば、

偏差値40の子供が奇跡的に偏差値60の学校に入るようなもので、入ってしまうと周りのレベルが高くて苦労する。

 

当然の結果ですよね。

 

まあ、

ガチでやってるようなクラブやJの下部組織などではセレクションで不合格もありますが、昨今の少子化で選手獲得の為、判定が緩くなってるクラブもあるんじゃないかな?

 

私としては、

サッカーを愉しむ権利は全ての競技者にあると思ってます。

 

でも、自分に見合った場所があるのも勉強に置き換えれば紛れもない事実なんですよ。

 

 

そういう部分を考えると、

ZOO sports clubは少し変わったクラブです。

 

セレクションはありません。

 

でも、

高校から県外の強豪校へ進む選手もいれば、近くの公立や私立に進学する選手も居ます。

 

■2022までの進路■

 

ZOO sports clubは技術を磨くだけではなく、

 

自分自身で進む路を決める!

 

人間性を高めていく!

 

そういうクラブなんです。

 

2013年に近くの公園で始めたスクールも、10年でクラブとしてここまで育ちました。

と言うか、皆様に育てていただきました。

 

今後もこのウチならではの個別スタイルで選手育成並びに生涯スポーツとして、サッカーを心から愉しめる環境づくりに全力で取り組みたいと考えております。

 

学期の途中からでも全く問題ありません。

まだまだ、

随時選手を募集しておりますのでお気軽にホームページよりご連絡くださいませ。

 

 

■公式ホームページ■

 

 

 

サッカーに対する価値観

 

 

 

どうも児玉です。

 

6期生が3月に卒団して新体制で始動しました。(卒団生の進路はホームページの第6期卒団式にて)

 

今年度の新中1生は10人を超えて、ZOO sports clubの歴史で1学年の人数では最多人数です。

 

創設10年でようやくウチのサッカーに対する価値観に共感してくれる選手が増えてきたのかな?なんて都合良く考えてます。

 

 

早速、新体制で宮城県聖和学園様にお邪魔しました。

 

ドリブルとは?

何が大事なのか?

発想力。

創造性。

個の技術へのこだわり。

 

多くを学ばせていただきました。

 

聖和学園の皆様、

本当にありがとうございました。

 

■聖和の流儀■

 

よく、

”教える” って言うけど、

これには多くの意味が込められてて。

 

・ルールを教える

・方法を教える

・流れを教える

・技術的な部分を教える

 

でもここで言いたいのは、

伝えた事を超えてくるような教え。

 

教えた事だけをしてるんじゃ、その指導者以上にはならないわけだから。

 

要するに、

 

コチラとしては、

「そ~来るか?!!」

ってシチュエーションになるようにしてるんですよ。

 

いわゆる驚きね。

 


ヒントを与えて発想力を引き出す。

 

当然、個性によって答えは人数分出てくるわけだから、

創造×人数になるわけ。

 

そしてそれがチーム内に伝搬して更なる発想を生む。

 

最高のサイクルだと思うんですよね。

 

 

サッカーに対する価値観だって細かく言えば人数分あると思います。

 

戦術

技術

走力

認知力

判断力

実行力

物理

勝敗

・・・・

 

でも、

私としてはサッカーを生涯スポーツとして広めていきたい。

 

シンプルに観て楽しいスポーツはプレーしても愉しいという事を伝えていきたい。

 

そして、

高い目標を持った選手には全力でサポートしたい。

 

ZOO sports clubとはそんなクラブなんです。

 

 

まだまだチーム生、アドヴァンス生、スクール生を募集しております。

区切りはありません。途中からの入団も歓迎ですのでお気軽に下記ホームページよりご連絡くださいませ。

 

■公式ホームページ■

 

 

 

 

 

自分だけ??

 

 

 

 

どうも児玉です。

 

以前から幾度となく一人一人は違うと発信してきました。

 

kodama-kodawari.hatenablog.com

 

上の記事でも、

 

一人一人に掛ける言葉は違うと説明しました。

 

 

一括りにせず、

個を尊重するため。

 

でも、これが時に大きな誤解を生みます。

 

今回はそんな不公平?不平等?

表?

裏?

のお話です。

 

 



皆さんは、

カール・グスタフユング

という心理学者を知っていますか?

 

世界で良く知られている心理学者3名

フロイト  ユング  アドラー

 

この中の一人で、スイスの心理学者です。

 

アドラーについては以前に触れた事がありましたが、今回はユングの「シャドウ」について例を挙げてお話したいと思います。

 

 

 

事例:1

ある指導者が練習中のゲームで、ある身体の大きな選手が相手選手を倒してしまい、ファウルと判定しました。

 

しかし、

その選手が少し前にも別の選手に似たようなプレーがあったのにファウルにならなかったと反論。

 

練習にやる気をなくすばかりか、似たようなプレーをした別の選手への嫌悪感が見て取れるようになった。

 

 

事例:2

これはサッカーとは直接関係ありませんが、

同僚が会社の入る前には消灯していたトイレの電気を消さないで出てくる。

そして、

次に入った人は電気が点いてたので消さないで出てくる。

 

結果、

最初に消さなかった同僚に嫌悪感を抱く。

 

 



 

 

想像してください。

 

アナタが幼少期に保護者から言われた注意事項があるとします。

例えば、

「暴力をふるってはいけません」

「使ったら片付けなさい」

「ご飯は残さず食べなさい」

のような。

 

そして、

これらが出来ない(しない)同級生(友人)に対して嫌悪感を抱いたことはありませんか?

 

 



このような心理状態をシャドウという概念で分析してくれてるのがユングです。

 

人間には光と影があり、人前の自分と裏の自分があると分析してます。

 

人前の自分と裏の自分(本来の自分)との格差。

 

自分は抑制されてきたのに、それを平然と行う者に対しての不満。

 

とろろそばを食べてる真横で鼻をかむような行為??(笑)

 

おっと・・

真面目に話せば、

どのような世界でも起こり得る心理状態の話です。

 

そして、

この部分にとらわれてしまうと何事も上手くいかなくなる。

 

表と裏の自分の格差を広げないようにしようよ!

 

というのがユングの概念です。

 

本当の自分は裏だけど、表のフリをしてよう!

 

そうすれば評価も高いし・・・

 

でも、

他人のその行為には嫌悪感を抱く。裏の自分は同じなのに・・・

 

こうなると疲れちゃうでしょ?!

 

だからこそ、

一人一人違って良い。

一括りで育成しない。

これは長所短所を含む個性にも繋がるから。

 

ライバルは自分

と育成しているのもこのような概念からです。

 

 

このような発信をすると、

「他人に無関心になれって事?」

なんて質問されます。

 

違います。

言いたいのはそこじゃありません。

 

裏(本当)の自分をどれだけ成長させられるのか?って部分を大事にしてます。

 

そうすればお互いの気持ちも理解(許容)出来るようになるでしょ?

 

私もまだまだ未熟な人間で、クラブとしても卒団生の第一期生がようやく成人しました。

 

そろそろ行動の結果が出てくる時期です。

 

ただ、

日々間違ってないか自問自答しながら書物を読み漁り、先輩指導者からの教えを胸に接し方を心がけてます。

 

裏では無いか?

 

表では無いか??

 

自分だけじゃ無いか???

 

毎日が成長は選手だけじゃなくて、

指導者一人一人も同じ事なんですよね。

 

 

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能登半島地震

 

 

どうも児玉です。

 

能登半島地震について検索してたら、

こんなちゃんねるを見つけました。

 

■見るだけで募金■
 
 
 
・三好美羽
2009年11月9日(14歳)
100m:11秒88
 
なんと中学生でしたが、
もの凄い陸上選手でした・・・
 
自分に出来る事をやるって、分かっててもなかなか出来ない。
人間性の素晴らしさが伝わってきましたね。
 
 
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普通って何??

 

 

 

 

お久しぶりです。児玉です。

 

あなたのお子さんはサッカーは上手ですか?

勉強は出来る方ですか?

輝いてますか?

 

 

 

よく、

「ウチの子は普通です」

とか、

「元気であれば普通で良い」

なんて聞くんです。

 

この”普通”という定義。

 

なんだか曖昧だと思うんです。

 

 

勉強の成績が、

良い普通悪い

偏差値に置き換えると普通とは50になるんだろう。

IQが100であるのと同様。

数値化されると理解し易いですよね。

 

では、

スポーツの現場での”普通”とはどういう意味?

 




ここで、

表現を変えてみましょう。

 

一般的

 

いわゆる、

多数派という事。

 

これは前述した偏差値からも分かるように中間という意味では一般的だと言える。

 

じゃあ、

一般的=普通

なのか?

 

ここが重要なんだけど、

育成の世界ではイコールでは無い気がする。

 

一般的とはあくまでも世間一般を想像するよね。

 

でも、

普通というポジションはその環境によって位置が変わるように感じてる。

 

何故なら、

サッカーの強豪チームに入ってる選手の普通は?

とか、

偏差値の高い学校に通う生徒の普通は?

 

全く環境によって違うよね。

 

そして、

その場合の普通とはスタートライン。

 

要するに前進することを前提に考えてる。

 

 

 

 

そうして、

我が子がいつまでも”普通”だと、才能がないとか努力が足りないとか決めつけてイライラしてしまう。

 

スタートラインにいることを嫌ってるのでしょうか・・

 

他の選手も同時にスタートして努力してるんですけどね。

 

だから、

環境によって異なる”普通”なら別に気にしなくてよくないかな?

 

 

 

 

大半(一般的)の保護者様が、お子さんが産まれてきた時にまず健康を願ったでしょ?

まさにこれが普通(一般的)だし、それが全てだと思ってます。

 

親の欲目:我が子可愛さのあまり、自分の子を実際より高く評価すること

 

 

どんな競技でも原則として金メダルは一人。

 

優勝は一人。(1チーム)

 

高校サッカー選手権だってそうでしょ。

国立に行けて普通?

そのハイレベルな環境では勝てなくても普通??

違うよね。

 

勝ち上がっていく方がよっぽど”普通”じゃないんだからさ。

 

 

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他責思考と自責思考

 

 

 

お久しぶりです。

児玉です。

 

ここにきて様々な方から刺激を受けることがありました。

 

常に勉強ですね。

 

育成年代のあるあるですが、

子ども達は一人一人の成長スピードが異なります。

そして、

成長スピードの早い子を軸に考えてしまい、遅い子が遅れてると認識しがち。

 

これは怖い現象。

 

早い子は何故早く成長したのか?

遅い子は何故つまづいているのか?

 

そもそも何を(誰を)基準に遅い早いと感じるのか?

 

指導者はここを追究しなければなりません。

 

要するに

”自責思考”

選手の責任ではなく、指導のアプローチに気づけるか。

 

「アイツはいつまでも出来ないな!」なんてのは論外。

 



こういうのって、

子供達にも共通して言えることがあります。

 

例えば、

プレー中に他の選手に求める声。

 

サポートなどの動きを求めたりね。

 

声を掛け合うことは良い事だし、サッカーではとても大事な部分なんだけど、

出来ない選手に対して無理な要求をしてしまう??

そして、

出来なかった事に対して文句を言ってしまう。

 

これは、

”他責思考”

ピッチの外から見ていれば、ただのわがままです。

自分の失敗まで他の選手のせいにしたりね。

 



運営や指導、

ピッチ上の選手も同じで、一人では出来ないことがあるでしょ。

 

仲間がいるから到達できる。

 

そして、

そこで一人一人が責任を持つ。

 

私は、

自責思考が人間を大きくすると考えてます。

 

人のせいにしているウチはまだまだだと気づくこと。

 

実際に大人になって、

ビジネスシーンで求められる人材は自責思考の人間です。

 

自責思考の社員は、

出来なかったことへの探究心があるから。

クリアしたいから。

失敗したことを成功させたいから。

 

サッカーでも同じだと思うんですよね。

 

他責思考は自分自身を改善しない為、成長が遅いというデータがあるそうです。

 

今日、

つまずいてる指導者、選手自身も、

明日から、

いつもと同じじゃなくて探究してみたら何か変わってくるかも知れませんね!!

 

 

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